デザインを大雑把に表現すると、「情報の整理整頓」+「デフォルメ(強調)」です。
「整理整頓」の部分は掃除に似ています。
あなたのホームページに人が留まらないとすれば、ゴミだらけで足の踏み場もない部屋を想像してください。
来てはみたけど何が何だか分からなければ、「掃除くらいしろや!」と帰られても文句は言えません。
有益な情報もただ置いてあるだけなら、他の情報とゴッチャになってゴミも同然なのです。
色の使い方も同じです。
色に意味を与えなければ、ただのゴミになります。
強調したいところにだけ色を使う。
強調する部分に順位を付けて、色でも順位付けを意識する。
そうなると、おのずと同系色の濃淡を採用するしか無いのです。
仮に、きちんと掃除が行き届いていても、帰られてしまう。
そんな場合は、色の使い方を再確認する必要があります。
地色が「まぶしい!」そんな部屋には居たくはありませんよね?
色んな色がゴチャゴチャしていて部屋が揺れて見える、すぐに帰ってしまいますよね?
「デフォルメ」の部分は、伝えたいことを「ちょっと大袈裟に表現」します。
例えば、あなたがピアノの個人教授の先生だとします。
家庭教師の契約をしているお宅にうかがって、模範演奏をします。
初めてのピアノでも、オーバーにパフォーマンスします。
それだけで実力が分かりますから、信頼と報酬を得ることが出来ます。
しかし、あなたが留守の時に、部屋へ家庭教師の依頼者が来た場合はどうでしょう?
部屋の中を覗けたとしても、そこにピアノが無かったら、来訪者は間違ったと思って、帰りを待っていてはくれません。
ピアノがあったとしても、きちんと掃除もされていなくて、カップラーメンの悔い散らかしが転がっていたら、依頼するために、待っていてはくれないでしょう。
ホームページでネットショップを運営する場合、「お店」と言う感覚でレイアウト(配置)することも必要ですが、あなたの部屋と言う感覚で、友人やお客さんを「もてなせる部屋」かどうかで考えてみてください。
あなたの部屋は、居心地が良い部屋でしょうか?
あなたは常時ピアノ演奏を聞かせてあげていますか?
そして、あなたは信頼を勝ち得る努力をしていますか?